yoshitake_1201’s diary

テストのこととか、ペンギンのこととか書きます。

SaPID Bootcamp2019.5 に参加して3ヶ月が経とうとしている #SaPID

この記事は?

2019/5/25 ~ 5/26に行われたSaPID BootCampの参加レポートです。 参加して3ヶ月ぐらい経とうとしてますが…(笑)
ただ3ヶ月たった今ふりかえってみると、やはり「参加してよかった」と思います。
なので自分のメモのためにも書きました。
ちなみにSaPIDとはなんぞや?的な詳細はこの記事では書いてません。
ポエムな記事です。

イベント概要

www.software-quasol.com

開催日: 2019/05/25(土) ~ 2019/05/26(日)
公式レポート

www.software-quasol.com

SaPIDとは?

問題解決・プロセス改善のための手法(フレームワーク)です。
以下、Software Quasolからの引用です。

”Systems analysis/Systems approach based Process Improvement methoD”の略語で、当事者自らが(最終的には仲間と共に)解決すべき問題点を特定し、現実的に解決、改善、そして革新を実現しながら段階的・継続的に自律運営へのゴールを目指す手法です。

SaPID → SaPID+→ SaPID3.0とアップデートされています。

SaPID Bootcampの内容

  • 1日目
    • SaPIDについてのガイダンス
    • STEP1:問題点洗い出し・引き出し
    • STEP2:事実確認・要素精査
  • 2日目
    • STEP3:問題分析・構造化
    • STEP4:改善ターゲット検討・特定
    • STEP5-1:改善対象の掘り下げ
    • STEP5-2:改善手段検討・決定
    • STEP6:改善目標の検討・決定

SaPIDは9つのステップに分けられているのですが、今回のBootcampでは、Step6の改善目標の検討までを対象としてワークショップが行われました。
(ちなみに、STEP7以降は以下の感じです。

  • STEP7: 改善計画立案
  • STEP8: 改善トライアルと評価・フィードバック
  • STEP9:全体適用→評価・ふりかえり&フィードバック

ちなみにSaPIDをやると以下のような問題構造図ができあがります。
見にくいですが、付箋が因果関係で結ばれています。
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なぜ参加しようと思ったのか?

私が「SaPID」というワードを知ったのは今から2年前の2017年6月でした。
たまたま…安達さんを紹介していただき、そこからSaPIDを知り、本を読んでみたのがきっかけです。
本の前半には「あるある」な現場の悩みが書かれていて、それを読んだときに納得感があったのを覚えています。
ただ当時は具体的な取り組み方はいまいちピンときてなかったのですが、本に書かれていた「最初は小さく速く改善のプロセスを回す」というのが自分に刺さり、それからSaPIDに少しずつのめり込んでいきました。
ただ、SaPIDの提唱されているフローを最初からやる機会や自分でやることがなかなかできなかったので、今回Bootcampに参加してみました。

  • SaPIDを手順通りにやってみたい
  • 今の自分の現場での悩みや問題を見える化したい

というのが大きな目的でした。

Bootcamp参加してみて

参加してよかった!というのがただただ正直な感想です。
Bootcampでは「自分が今現場で悩んでいること」を取り扱い、Bootcamp中に「自分が行う改善手段」を決めるので、現場に帰ってそのまま実践することができるのが良いですね。

またその「自分が悩んでいること」を考えている中、講師の安達さん、小楠さんからBootcamp中にいろいろと指摘をいただけるというのがさらに良いです。
なかなか自分の現場の悩みについて、指摘を頂く機会はないですから。
自分の出したカードや作った構造にぐさりとくる質問を投げかけてくれます。
とても頭を使いました。。。

もちろん、「SaPIDを手順通りにやってみたい」「今の自分の現場での悩みや問題を見える化したい」についても達成することができました。

Bootcampから現場に帰ってきて

戻ってきてすぐに(Bootcampの翌週に)社内のテストチームでとりあえずSaPIDやってみました!
今のチームメンバーは「私がこういうのやりたい!」というと、すっと協力してくれるので本当にありがたい限りです。

■ 社内に戻ってやってみてわかったこと
・自分はプレイヤー兼ファシリテーターは苦手
・取り扱う問題のスコープの大きさは本当に大事
・チームメンバー素敵
・SaPID面白い

これについては詳細な記事を別に書こうと思います。
Bootcampから戻ってきた翌週にSaPID試してみたんですが、自分が進行する側に回ると中々難しくてですね。。。
思い悩んでいたところSaPIDプレファシリテーターである @caori_tさんに会う機会があり、相談してみたところ、6月頭に九州員来られる用事があったので、そのついで来社していただきちょこっとファリテートしてもらうという、貴重な体験をしました!
その後の結果も踏まえて9月 ~ 10月ぐらいに詳細な記事をかけたらと思います。

3ヶ月(ぐらい)経った今思うこと

本当は参加後1週間以内にブログ書く予定だったんですけどね(笑)
まぁせっかくなので参加後3ヶ月経ってみての感想や経過を書こうと思います。

・参加したという結果だけが残っていないか?
Noです。
参加したこと、SaPIDのStep.6までを体験できたことで、日々の考え方や業務のアプローチが変わっていると実感しています。

何かしらかを聞いたり理解する時、頭の中で構造的に状況を把握できるようになってきた気がします。
また、人からある取り組みを聞いたときに「なぜやるの?」「それやったらどうなるの?」を自然に考え聞けるようになったと思います。

・SaPIDを実践できているか?
残念ながらNoです。 戻ってきてチームでやってみたんですが、取り扱ったスコープが大きすぎてですね。。。 そこで途中で終わってます。   ただ、その当時はチームができたてだったという事情もあり、「とりあえずチームでSaPIDしてみる」というミニマムな目標は達成できました。
今月8月にチーム再編が行われ、テストチームが正式に発足したので、そこでもう一度スコープを絞ってSaPIDをしてみようと思っています。
(これまではテストチームとして独立はしてなかったんですよね) ちなみに、チームでやってみたらこんな感じで…めっちゃでかくなってしまいました(笑)
スコープはしぼらないとですね。
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Bootcampに参加できたから、自分の中に「現状を構造化する」という感覚がかなり染み付いてきました。
整理しやすいのでかなり好きなアプローチです。
また、SaPIDには構造化だけでなく、構造化しやすくするためのアプローチ(テクニック)も盛り込まれているので、 日々の業務の中で「困っていること」がわかりやすく、また困っていることへの前後関係に気づきやすくなったと思っています。

正直あのタイミングで参加できて本当に良かったです。

一緒に参加して、意見や相談にのってくれた参加者の皆様、講師の安達さん、小楠さん、ありがとうございました!
日々色々取り組んで生かしていけたらと思います。