yoshitake_1201’s diary

テストのこととか、ペンギンのこととか書きます。

JaSST'19 Tohokuに参加してから3ヶ月経とうとしている #jassttohoku

この記事は?

2019/5/31に行われたJaSST'19 Tohokuに参加してきました。 本当は参加レポートを書こうと思ったんですが…タイミングを逃し(笑)
なのでこのブログでは、JaSST'19 Tohoku参加後、取り組んでいることを書きます。

イベント概要

開催日: 2019/05/31(金) jasst.jp www.aster.or.jp

リスク分析をチームで始めた

始めようと思ったきっかけ

www.slideshare.net

基調講演で株式会社Freeeの小山さんから「リスク分析」のお話がありました(講演資料P53 ~ P64)。
講演を聞く前までの自分の活動を振り返ってみると、これまで個人では、プロダクトリスクやプロジェクトリスクを自分の頭の中でなんとなく考えてはいました。
そしてその結果、なんとなくテストやる順番を変えたりもしていました。
チーム(テストチーム2名体制時)では、不安に思ったらその時会話 & 共有をしていました。
それはそれでとりあえず良かったんですが、個人のしかも頭の中でなんとなくやっても、何も残らないなぁと講演を聞いて改めて思いました。
せっかくならなにかやった結果残したほうがいいですし、頭の中から外へアウトプットすることでより整理できると思いますし。

なので、講演を聞いた後テストチーム(現在は3名体制)でリスク分析を時間を取って始めることにしました。

やり方

リスク分析のやり方(フォーマット)は小山さんの公開資料のものを参考に「リスクの分類(種類)」と「いつ起きるのか」を付け加えてみました。 残りの項目は丸パクリです(笑)。
小山さんの講演資料ではFreeeさんで使っているリスク分析のフォーマットを載せてくださっていたので、どうやるのか具体的にイメージしやすくとてもありがたかったです。
以下使っているフォーマットです。
テスト開始前にテストチームで集まって「なにか不安なことない?」と雑談しながら不安(リスク)をシートに書く → なんとなく発生確率と影響度を書いてみる → それぞれのリスクに対するアプローチを決める と言った流れで行っています。

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やってみた結果

チームでリスクを確実に共有できる時間がある、共有できる、というのがとても良いですね。
不安を共有する際、他のメンバーが同じことをあげると「やっぱりそこ不安だよね」とリスクに対する認識が強まりますし、違うことをあげると「あ、そこ気になるのか」と視野が広がりますし。
それから、ここであがったリスクに対策をしていたおかげで、実際にリスクが発生したときに、事なきを得たことがありました。
そういうわかりやすい結果が得られるとやっていていい感じがしてきますね。
今後も続けていこうと思います。

テスト技法練習帳やってる

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当日(以降も)話題になっていましたが、実行委員の方が「テスト技法の練習帳」を作り、参加者に配ってくださいました。
いろいろと裏話も聞いたのですが…半年以上かけてここまで作るとは…ありがたいかぎりです。

そしてせっかくもらった練習帳。
飾っておくにはもったいないので、ぼちぼちとやっています。
やってみると、なかなか難しいですね。
「自分ここまでわかってなかったのか〜」とちょっとショックでした。 問題には回答例も書かれているのですが、そこで自分と違う視点の答えがあるので良いですね。
よく考えさせられます。
問題の他に「ブレイクタイム」というTipsもあるのですが、「仕様書の記載にはテストに必要な情報が足りていない場合があります」(練習帳P27より)といった始まりから、具体的な例をあげて説明をしてくれているのもとても良いです。

テスト技法の勉強会やる

q-te.connpass.com

ワークショップでテスト技法を学び、改めて大事だなぁと思ったので勉強会をやることにしました。
自分の中でまとめてアウトプットしたいなぁとも思っていたので。

1回1テーマ、1 ~ 2ヶ月に1回ぐらいのペースで開催していけたらなぁと思っています。

当日を思い返して

濃い1日でしたね。
しかし基調講演、事例発表、ワークショップ、参加者の方との交流、どれをとっても良いことばかりでした。
講演者の方々、実行委員の方々、当日話してくれた参加者の方々、ありがとうございました。