yoshitake_1201’s diary

テストのこととか、ペンギンのこととか書きます。

テスト開始前に「テストの問診票」に答えてもらっている #テストラジオ #108回のネタ

twitcasting.tv

8/11(日)のテストラジオに出演したのですが、そこで自分がやっている「テストの問診票」という取り組みについて話をさせてもらいました。
このブログではそのテストの問診票について少し説明します。

テストの問診票とは?

Googleフォームのタイトルです。
私がプロジェクトに参加するタイミングは、テスト対象がほとんどできあがり、テスト実行を開始するちょっと前、ぐらいがほとんどです。
なので、テスト実行開始前(数日前 ~ 前日まで)には必ず、プロジェクトの背景や、開発したもの(テスト対象)などなど、テストに必要な情報を教えてもらうミーティングを開いてもらっています。
そのミーティングで話してもらう内容を事前にGoogleフォームに書いてもらっているのですが、このGoogleフォームのことを「テストの問診票」と呼んでいます。

なぜ作った?

上記のミーティングは30分 ~ 1時間で行っています。
一応質問リストを用意して、その場で聞いてはいたのですが、話が脱線したり、用意していた質問よりも気になることを聞いたりで、時間が過ぎていき、全部を聞けずということがしばしば(後から聞くんですけど…)。
また、その時初めて聞く話が多いので、思考や疑問が追いつかなかったりも…。
そしてそれを解決するためには、とりあえず事前に質問しておいたらいいのでは?と思い、今年の2月ぐらいからぼちぼちと始めてみました。

なんでGoogle フォーム?

答えるときに少し気分を変えてほしいなぁと思ったのがそもそもでした。
基本的にこの問診票は、開発者に答えてもらうのですが、開発中の思考から少し切り替えてもらえたら…と思ったんですよね。
そこから「業務中にGoogleフォームに答える」ってなかなかないよなぁ…と思ってとりあえずGoogle フォームにしてみました。

どんなことを質問している?

普段遣いのものから抜粋 & 質問文を少し変更したフォームの画像になります。
(フォーム自体はこちら

f:id:yoshitake_1201:20190825194709p:plain

質問の内容は大きく分類すると3つですかね。

  • 事務的なもの
  • プロジェクト全体に関わること
  • テストに関わること

それぞれの質問に一応意図があります。
テストラジオでも話していたんですが、「何件ぐらいバグが出そうか教えてください」という質問は、長期的にこの問診票を続けるといろいろ良い働きをしてくれるのでは…と思っています。

使い方

以下の流れで使っています

  1. テスト開始時期が近づく
  2. 開発者に問診票の回答URLを送る
  3. 開発者が回答する
  4. ↑の回答を参考にミーティングを行う

ちなみにですが、この問診票はあくまでも参考程度として使っています。
「このフォームにしっかりかっちり書かなければならない」というものではないです。
そういった意味を和らげたくて「問診票」という名前をつけました。 (すこし柔らかいニュアンスになりますよね)

やってみた感想

いい感じかなぁ〜と。
事前に情報をもらえるので、自分の中で情報を整理できますし。
そして個人的には、「バグ何件ぐらいでそう?」と「やらなくていいテストある?」という質問が良い働きをしているなぁと思います。
基本的に回答者の感覚で答えてもらっているので、数字や書き方などバラバラなのですが、「なんでその件数と思う?」「なんでそれやらなくていいの?」を聞くと、それぞれの考えや思いを知れるので。
そこで聞いた「なんで?」が割とテスト活動に生きている気がします。
まだ思いつきで始めた〜ぐらいの感じなので、今後続けてもうちょっと具体的に良い点、悪い点をブログに書こうと思っています。

問診票については なそさんもテストラジオでフィードバックや考えを話しているので、ぜひ108回目聞いてみてください(笑)

(おまけ)Slackに通知する

Googleフォームはスクリプト(Google App Script:通称GAS)を埋め込むことができます。
なので、フォームに回答して持ったときはSlackに通知するようにしています。
これがなかなかに便利です!

qiita.com

この方の記事がとてもわかりやすいので、ぜひ読んでみてください。
あと、自分もQiita書いてみたのでよければご参考ください。

qiita.com