気になったことを丁寧に扱おう #テストアドカレ
この記事は、ソフトウェアテストアドベントカレンダー2023の1日目です。
「良いテストをするなぁ」と思う人達に共通してるところは、仕事が丁寧というか、テストが丁寧なところだなぁと最近よく思う。 丁寧なポイントは分解するといくつかあるんだけど、その中でも「気になったこと」をとても丁寧に扱ってるなぁと思う。
例えば、一昨日。
同じチームのsaeさんがテストをしているとき「あれ?」と声を上げた。
よしたけが「どうしたの?」と聞くと「ここの機能がうまいこといかないんですよね」と画面を見せて説明してくれた。
たしかに、普通に触っているのにうまく動いてなかったので、なんでだろうね、と原因を探った*1。
その結果、その機能はちょうど改修されている最中であるっぽいというチャットをよしたけがみつけた。
「じゃあ今動いてないのはしょうがないのかぁ。とりあえずそのままにしとくか」
よしたけがそう言うと、saeさんは「んー」と怪訝な声を出してから「ちょっと聞いてみます」と言ってからすぐに、その機能を開発しているエンジニアにチャットを送った。
そうしたら、その機能は改修中ではなく、不具合(デプロイが正しく当たってない)ということがわかった*2。
いろんな場面を思い浮かべてみると、自分が一緒に働くテスターは気になったことを「まぁいいか」とはしていない。
気になったことがあったら内に留めてない。
動かしてみたり、人と話したりして確かめている。
「そんなの当たり前でしょ」って思うかもしれないけど、この当たり前をやっていて、やり続けているのはとてもすごいことだと思う。 「これ気になったけど、なんか忙しそうにしてるし言わなくていいや」「他にもやらないといけないことがあるし」とか言って、サボりたくなるときもあるんじゃないかな。 自分は昔、そういう風なことを思って、気になることを雑に扱ってたときがあった(今はこういうことはやらないようにしている)。
良いテストができるようになる方法はいろいろあると思う。 ただ、その中でも1番身近な今からでもすぐにできる方法は、気になったことを1つ1つ丁寧に扱うことだと思う。 これを続けると、積み重なっていって、それが当たり前になって、不具合を逃さない、良いテストができるようになるんだろうなぁと思った。
気になったことを丁寧に扱おう。