yoshitake_1201’s diary

テストのこととか、ペンギンのこととか書きます。

JaSST'19 Tokyo C6「FLシラバス2018のポイント解説!!」の参加ブログ #JaSST19Tokyo #JaSST #jasstc6

講演内容

タイトル:「FLシラバス2018のポイント解説!!」
jasst.jp

講演資料

www.slideshare.net

講演中のツイートまとめ

togetter.com


JaSST'19 Tokyo、C6「FLシラバス2018のポイント解説!!」の参加ブログです。
講演中に私がおぉ!と思ったことや、自分でまとめたいと思ったことなどを中心にしています。
なので講演全体を網羅したものではないです。
※ 念のため。
このブログはASTERやJSTQB公式のものではありません。
yoshitakeの個人のブログなので、もしあれ?と思った場合は公式シラバスやスライドを参考ください。
(というか思わなくても公式シラバスをみんなで読みましょう(笑))

では、以下まとめです。

シラバスの適応タイミングと資格取り直しについて

資格の取り直しは不要

とりあえずよかったです。
ただ、シラバスをちらっと読んだ感じ用語の変更、というのがかなり大きい変更だなぁと思いました(説明資料にもありますけど)。
なので、再度勉強します。

次回2019年8月に行われるJSTQB FL試験では旧シラバスに準拠

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講演資料P12より

シラバス切り替え時期は重要ですよね。
すでに勉強している方は8月に滑り込んだほうが…とも思うし、どうせなら新シラバスで…とも思うし。
難しいところですね。

主な変更点は5つ

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講演資料P6より

  1. 本質的なことは変わってない
  2. レビューについて多く取り扱うようになった
  3. ブラックボックステスト技法が詳しくなった
  4. ホワイトボックステスト技法の多くが対象外になった
  5. 用語の変更

変更点とありながら 「本質的には変わってない」 というのが良いですね。

レビュー技法が追加された

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講演資料P8より

  • アドホックレビュー
  • チェックリストベースドレビュー
  • シナリオベースドレビュー
  • ロールベースドレビュー
  • バースペクティブベースドリーディング

5つの技法が追加されたそうです。
シラバスではプロセスに重きをおいていたけど、今回からはレビューの仕方も重視するようになったとのこと。
個人的には「アドホックレビュー」と明記されたのが良いなぁと思いました。
人と話すとき便利になりますね。

レビューといえばJaSST Reviewもありますし、直近ではJaSST'19 Hokurikuで安達さんのセッションもありましたね。

jasst.jp

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ブラックボックステスト技法についてガイドはもういらない!?

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講演資料P9より

技法の説明が旧シラバスよりも充実したので不要(かも)とのことでした(笑)
この部分、新シラバスと旧シラバスを比較してみたんですが、文章が全然違いました。
月並みな感想ですが新シラバスのほうがよりわかりやすくなっていると思います。
特にデシジョンテーブルテストについては、書き方(条件やアクション)まで記載されているのですごく丁寧だなぁと思いました。

ホワイトボックステスト技法がFL対象外に

上記内容がK4からK2レベルに引き上げられたそうです。
この部分も新シラバスと旧シラバスを比較してみたんですがかなり変わってましたね。

個人的には、旧シラバスでは「ホワイトボックステスト技法」は「コードやプログラムを書く」という部分にけっこう踏み込んでいて、FLの他の項目と経路が違うなぁと思っていたので、今回対象外となったことに納得感がありました。

用語変更がある

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講演資料P11より

国際規格だからなんでしょうが、ISTQBとしての変更とJSTQBとしての変更と2つの軸があるんですね。
2つの視点が大変だよなぁと思いました。

用語変更について身近なところでは「同値パーティション」という言葉が目立つなぁと思いました。
昨日実際に使ってみたんですが少し違和感がありました。
慣れるまで時間がかかりますね(笑)
この「同値分割」については湯本さんのブログを参考に!とのことでした。

note.mu

感想

湯本さんが「世界と戦っているんだ」と言われたのががかっこよかったです。
シラバス変更の大変さや変更にかける思いの片鱗を見させてもらったなぁと感じました。

シラバスですが、JaSST'19 Tokyo終了後に公開されたので、1度読んで見てこのブログを書きました。
講演で説明もありましたが「本質的には変わってない」と思いました。
しかし文章は多くの部分で変わっていました。
(変わっていたのですが、私個人としては読みやすく & わかりやすくなった印象を持ちました)
また 探索的テストなども節をとって説明されるようになったりしていたので、かなり今風になったと感じました。

個人的なことなんですが、「新しいシラバスが公開される」ということを知ってですね、公開後ワクワクしながらシラバスを読んだんですよ。
ただ、まさか自分がJSTQBシラバスをこんな気持で読む日が来るとは… という感じでした。
JSTQBを初めて勉強したときには考えられなかったです(当時:2年半ぐらい前なんですけどね…)。
(当時、シラバスはただただ難しいとしか思ってなかったので…(笑))

ただ、今は新シラバスのABD(Active Book Dialogue)とかやってみたいと思うぐらいには、シラバス理解したい欲が強くなりました。
みんなで読み合わせしてみたいですね。

湯本さん、講演ありがとうございました!

参考

JSTQBシラバス jstqb.jp