こんにちは。
福岡でテストをしているyoshitakeです。
前任のテスト担当者と入れ替わる形で昨年5月に今の会社に入社。
その後11月に @sae というテスト仲間が1人増え、現在結成4ヶ月、メンバー2人のテストチームで日々業務に臨んでいます。
今回の内容は、最近チームのSlack Channelに取り入れた「あのチーム」のフレーズボットについての紹介になります。
「あのチーム」ボットとは?
上記の資料で紹介されている「あのチーム」が日頃よく使うフレーズを定期的に教えてくれるボットです。
教えてくれるフレーズは以下の16個からランダムに1つです。
- うまくいったらどうなるの?
- なにしてるの?
- えー
- できそう?
- なんでやるんだっけ?
- 早く見つかってよかったねー
- 再現させたらわかるの?
- なんでできると思うの?
- 自分で触ってみた?
- なにが大事じゃないの?
- 多数決で決める?
- やりたくないの?
- どこが自信あるの?
- がんばらないで!
- みせて
- わかんない
※ そもそも「あのチーム」とは? については上記のスライドを参考ください。
入れようと思ったきっかけ
ある日のMTG中、僕が@saeに「あのチーム」のフレーズを使ったことがきっかけでした。
(その時使ったのは「うまくいったらどうなるの?」だったと思います)
@saeが「なんでそういう言葉知ってるの?」と聞いてくれたので、上記の資料の紹介と説明をしました。
すると「こういうフレーズ言えるようになりたいよねぇ」と言ってくれたので、どうやったら身につけられるかを考えた結果、今回のボット導入しようか、となりました。
しかしボットは形骸化しがち…
定期的に同じ内容のフレーズを通知するだけのボットが形骸化しがちというのはあるあるかと思います。
今回のボットはそうなって欲しくないので、形骸化しないために +αで別の要素を追加することを考えました。
どんな要素がいいかなぁ…と悩んでいたところ、「あのチーム」のテスター miwa(@miwa719)さんといえば…
— miwa (@miwa719) 2018年9月8日
そうだ、スタンドだ!と思いつき、メッセージが通知されると立ち上がるという要素を盛り込みました。
(工数入力を促すメッセージもついでにお知らせしてもらうことにしました)
通知は11:00、15:00、17:00の1日3回としました。
実際のチャット内容
こちらです。
スタンド!の流れから、アイコンとお名前はmiwaさんご本人のtwitter iconとIDをお借りしました。
(ちなみにUninoteというのは弊社で使っている社内製の工数入力システムです)
入れてみた結果
よかったこと
- 立ち上がることで意識を切り替えることができる
- 立ち上がってからメッセージ内のフレーズについて少し意見を交わせる
- 通知回数と時間がちょうどいい
+αでスタンドを入れたのが良かったなぁと思ってます。
そもそもスタンドすることがいいですね!
立ち上がるとPCから目を離せるのでいい意識の切り替えになりますし。
また、席が隣なので立ち上がることで話す時間も取れることができるというのもいい感じです。
軽く話し終わったら工数をつけてそのまま仕事に戻っています。
そして、通知時間もいい感じでした。
集中しすぎようとしている、または気が抜けそうになっている時間に通知されるので、いい息抜き & 気持ちを入れ替えるのに役立っています。
アイコンと名前をmiwaさんにしたことのいい効果
最初は流れでmiwaさんにさせてもらったのですが、実は想定外のいい効果が生まれました。
- スタンドを必ずやる(miwaさんに言ってもらっている気になるので断れない)
- 自分のチームにmiwaさんがいると感じる → なんとなく安心感が生まれる
- 自分のチームにmiwaさんがいると感じる → もっとテストしよう!と身が引き締まる
ただのてきとうな画像や「あのチームボット」などという簡素な名前だったら、たまにサボっていただろうなぁと思います。
しかしSlackの表示的には「miwaさんがスタンドを促してくれている!」となるので、サボろうという感情はなくなりました(これまで2人とも1回もサボってません)。
どんなことをしていようと2人がいきなりおもむろに立ち上がるので、周りの人からは変な妙な目で見られているかもしれませんが…(笑)
加えて、チームのチャットルームにmiwaさんが登場する(ことになる)ので、どこか安心感と一緒に身が引き締まる感じを得ることができました。
「あのチーム」を少し体験している気になっているのかもしれません(笑)
おわりに
今回この内容をブログに書いて公開してもいいですか?とmiwaさんご本人に相談した所、快く承諾してくださいました。
miwaさん、本当にありがとうございます!
それぞれのフレーズがどういう意味合いで使われているのかは、上記の2つのスライドと「エラスティックリーダーシップ ―自己組織化チームの育て方」という書籍内で、「あのチーム」のメンバーであるseki(@m_seki)さんが一部紹介されています。
- 作者: Roy Osherove,島田浩二
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2017/05/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (2件) を見る
詳しく紹介されているフレーズはこちらです。
- うまくいったどうなるの?
- 早く見つかってよかったねー
- 再現させたらわかるの?
- わかんない
- やりたくないの?
ちなみに私達は、資料で詳しく紹介されてないフレーズが通知されたときは「こういう風に使ってるんじゃないかな?」と想像しながら意見交換しています。
(なお、我々の中では「多数決で決める?」というフレーズは、「このままだと多数決になっちゃうよ、それでもいいの?」という感じで使っているんだろうという結論になりました。今度ご本人たちにお会いしたときにどういう感じで使っているのか聞いてみようと思っています)
このフレーズを自然に使えるようになったり、自分たちで新しくフレーズを生み出せたりして、よいチームになったらいいなぁと思ってます。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。