yoshitake_1201’s diary

テストのこととか、ペンギンのこととか書きます。

QAにはミツバチの役割があるそうな

この記事は、Fusic Advent Calendar 201812日目の記事です。 qiita.com

こんにちは。 普段はFusicという福岡の会社で、主にテストをしているyoshitakeです。
今日は私が社内で行っているテストに関わる活動について紹介します。

社内で月に1回不具合の共有をしています

今年8月から、開発中に見つけたバグを他のプロジェクトメンバーにも共有する、という活動を始めました。
具体的には、月に1回、社内Wikiにレポートをまとめる、という活動です。
私は会社の中で横断的にテストに入るから…というのが始めた理由の1つです。

レポートといってもすごくライトなもので、現状は定性的に以下のものをつらつらと書いています。
- 今月よく報告した不具合 - 今月驚いた不具合 - コラム

件数は多くても全部で4件ほど。という小さな活動です。
(コラムについては、テストに関わることを淡々と好き勝手書いてますw)

さて、不具合…いわゆる「バグ」ですが、多くの場合ネガティブに捉えられがちなことが多いと思います。
ですが、このネガティブさの視点を外してみると、「バグ」は知見・資産でもあると思います。

「バグ」を知ることで「開発やテストをするときに気をつけるポイント」になったり、またもし、会社全体で同じバグが出ているのなら「会社全体として今悩んでいるポイントが見えてくる」というような分析にも使えるのでは?とも思っています。

バグの共有はQA:ミツバチの役割

そしてこの活動について、11/30(金)にJaSST'18 Hokkaidoで「プロジェクトを横断して不具合を共有している」というタイトルでLTをしてきました。(資料はこのブログの最後に載せてあります。)

このLTをやったところ@mkoszkさんから「QAの役割である、ミツバチ効果だね」というコメントをいただきました。
QA(Quarity Assurance)とは品質保証のロールのことですが、他のプロジェクトにバグの情報を届ける役割があるとのことです。

そのコメントを頂いたあとちょっと調べてみたところ…さすがですね。
@yoshikiitoさんのブログがヒットしました!
yoshikiito.net

こちらの本にQAの役割として、「ミツバチ」が書かれているそうです(まだ読んでいないので今度読んでみますね)。
中国オフショア開発―ソフトウェア品質保証と事業OEM | 河合 清博 |本 | 通販 | Amazon

@yoshikiitoさんはブログの中で 次のように書かれています。

ミツバチとしてやるべきこと QAはミツバチとして、成功事例や失敗事例を社内に展開する必要があります。水平展開が行われないと、他のプロジェクトで失敗したのと同じような失敗をしてしまうかもしれません。 〜(中略)〜 ミツバチは成功例や失敗例を運ぶだけではなくて、自分の経験を整理してまとめ、運びやすい形に用意しておくことも求められそうです。

なるほど。
私はバグしか共有しなかったのですが、プロジェクトで良かったことなど、様々な活動を共有するのもありなんですね。
また、共有方法についても、運びやすい≒伝えやすい様々な形があると。

僕は、「不具合」を「月に1回社内Wikiに書く」を選択したわけですが、この形に囚われず、伝える内容や伝え方を改善していけそうですね。ありがたいブログでした。
加えて…QAにはミツバチだけでなく、アラーム、ペースメーカー、ブレーキ、コンサルタントと他にも役割があるんですね。
ちょっとずつチャレンジしていこうと思います。

私はこのことを知らないで、なんとなくやってたわけですが意外と方向性が間違ってなさそうで、何かホッとしました。
情報を共有していくというのは大事ですね。
これからも続けていこうと思います。
ぜひみなさんも小さなことから共有してみていただければと思います!

おまけ:プロジェクタの機材チェックはすごく大事!という話

JaSST'18 Hokkaido LTについて。
当日私は自前のPCを2台持っていたんです(MacWindows)。
でもですね、その2台ともプロジェクタとの相性が悪く映像が写りませんでした。
(1台はHDMIを接続するとPCがシャットダウンし、1台は何か反応はするけどプロジェクタには映らない…)

ただこんな機材トラブルで時間をとるわけにもいかなかったので、諦めてブルースクリーンのままLTをさせていただきました。
会場にいた皆様、実行委員の皆様、その節は本当にすみませんでした。

(まぁブルースクリーンでLTしようと思えたのも、他にブルスクLTをした方を目の当たりにしたというおかげなのですが…(笑))

ただそのおかげ(?)で、翌日のアフターツアーの夜、ツアー運営の@nemorineさんがプロジェクタを持ってきてくださり、 ツアー参加者の前で資料を使ったLTをさせていただくことができ、 そのコメントとして↑のミツバチの話を聞くことができたのは、非常にありがたいものでした。
(他にも私の資料を使ったプレゼンカラオケやレビューをしていただきありがたい限りでした。)

話がそれましたが…何はともあれ、機材チェックは大事です。
ぜひ機材チェックの時間をお作りください!
皆様お気をつけて!

■ JaSST'18 Hokkaido LT資料(アフターツアーのレビュー対応版)

www.slideshare.net